慢性痛に悩むあなたへ。痛みとは？原因と治療法、運動療法の重要性

慢性的な痛みは、多くの方にとって生活の質を大きく低下させてしまう悩みの種です。しかし、痛みのメカニズムを理解することで、適切な治療法や運動療法を選択し、痛みを緩和させる可能性があります。

1. 痛みのメカニズム

痛みは、身体の組織が損傷を受けた際に、それを警告するために感じる感覚です。このメカニズムは、次の4つのステップがあります。

○刺激：ケガや炎症などによって、身体の組織が損傷を受けると、侵害受容器と呼ばれるセンサーが刺激されます。

○信号伝達：侵害受容器から発生した電気信号は、脊髄を通して脳へと伝達されます。

○情報処理：脳は信号を受け取り、その強度や種類などを分析します。

○痛み：脳が情報を処理し、「痛い」という感覚として認識します。

2. 痛みの神経

痛みの情報伝達には、大きく3種類の神経が関わっています。

○侵害受容器：皮膚や筋肉などに存在し、機械的刺激、熱刺激、化学刺激などを感知します。

○Aδ線維：侵害受容器からの情報を脊髄へと伝達する神経線維です。鋭い痛みや速い痛みを伝えます。

○C線維：侵害受容器からの情報を脊髄へと伝達する神経線維です。鈍い痛みや遅い痛みを伝えます。

3. 筋筋膜性疼痛、Fasiaとは

筋筋膜性疼痛症候群は、筋肉や筋膜の異常によって起こる慢性的な痛みのことを指します。近年耳にすることが多くなったFasiaとは、筋肉を包み込む膜状の組織で、筋膜リリースと呼ばれる施術によって、筋筋膜性疼痛症候群の改善が期待できます。

筋膜とは全身に広く分布しており、下記の役割を果たしています。

○筋肉を保護する。

○筋肉の収縮を円滑にする。

○血管・神経・リンパ管を支えて通過させる機能を持つ

筋膜が癒着することで血管や神経を圧迫し痛みやしびれを引き起こすといわれています。この癒着を改善させることで痛みが緩和するといわれています。

4. 神経性疼痛とは

神経障害性疼痛は、神経が損傷されることによって起こる慢性的な痛みのことを指します。神経は筋肉や筋膜の圧迫を受けることがあり、これが痛みやしびれなどの感覚への影響や筋力低下や運動麻痺などの神経症状を引き起こすこともあります。

5. 痛みの治療と運動療法の効果

痛みの治療には、薬物療法、神経ブロック療法、手術療法など様々な方法があります。運動療法は、痛みの原因となる筋肉や筋膜の緊張をほぐしたり、筋力強化をしたりすることで、痛みの緩和や再発防止に効果が期待できます。

リザルヴでは、患者様の症状に合わせた最適な治療法を提案いたします。理学療法士が直接指導する運動療法も取り入れ、痛みの根本原因から緩和へと導きます。

6. 慢性痛にお悩みの方へ

慢性的な痛みは、放置すると生活の質を大きく低下させてしまいます。リザルヴでは、痛みの原因を丁寧にヒアリング・評価し、患者様にとって最適な治療法を提案いたします。

下記の症状でお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

• 首・肩・腰の痛み
• 頭痛
• 手足の痛み
• しびれ
• 慢性的な疲労感

ご予約・お問い合わせは、お電話またはホームページからお気軽にどうぞ。

一緒に痛みから解放され、「心身ともに快適で、充実した日々を」過ごしましょう！